地上げ名人
上手な地上げとは。
トラサン物件というのがあって、借地と底地の地上げの雰囲気。底地地権者が大きく二つに分かれているので、二ブロックの地上げを別の地上げ主体で始めた。ありていに言えば、茄子屋さんとピーポ君のお仕事です。大坂の弁護士小川真澄(脱税懲役7年すぐ出てきた。)とか総連事件三正の満井とか参加(横槍)してきて、借地人が多くてプライドが高いこと、そして底地がお寺の所有地という事で、はっきり言って上手く進行していない。手練れの地上げ業者は自身の塊ですから、俺ならできるという事で地上げを開始して、結局長年月資金が寝て、それを待ちきれないのが、カラス金金融でして、ともかくトラブルになり結局競売になったりして、いまだにまとまらない。地上げ師の躓くパターンでありまして、地上げはむつかしいです。そういう地上げ業界で、地上げ上手という人がいまして、広島のK田さんが上手です。まず、資金付けをするのがスマートで早い。そして地上げの鉄則、速度が速い。トラブルはあるんでしょうが表面化させない。虎ノ門の官庁村のそばに小汚い狭小長屋群があって、たしかにこれは更地にするのが公益のためこういう土地が二ブロックあった。その一ブロックの地上げを担当したのがK田さん。早くて、上手な地上げで、原価は分かりませんが少々高くても納得の仕事ぶり。
このK田さんとピーポ君の案件がトライチ物件。二ブロックまとめて、虎ノ門官庁街の再開発にも有用であろうはずの地上げでした。ところがピーポ君担当部分がいまだにまとまらない。その結果二つの地上げが完…