SLAPP
「詩ね朝日新聞」が原告で名誉棄損訴訟を行っている。朝日新聞が原告であるというのが世の中の変化です。ネットマスコミが被告で名誉棄損訴訟をされることがあり、それはスラップ訴訟と喧伝される。日本における名誉棄損判例は平成11年ころ相次いでだされたが、それは米国判例に似ている。同時に導入されていないこともある。スラップ訴訟というのがそれで、アメリカでそういう判断が原告に下されると制裁が一緒についてくる。そういうことが先に判断されるから、恫喝的訴訟が防止される。恫喝は、ヤクザが八百屋のおばさんにすることである。それは、強いものが弱いものに行うこと。弱いものが公平を求めるときの武器が報道の自由。その弱者の武器を奪うために、強者が巨額損害賠償を武器に名誉棄損訴訟をかける。これがスラップということ。「strategic lawsuit against public participation」SLAPPである。スルガ銀行被告vsデート商法被害者原告団この訴訟は、弱者が強者を束になって訴えた。強者スルガは裁判をさせない戦略に出た。これはある意味SLAPP訴訟である。日本の裁判所ではスルガ銀行の戦略通りの訴訟指揮であった。理由は裁判の公開さえない。担当書記官はスルガ銀行勝訴応援団。こういうのが強者の裁判である。その結果はどうかというと、カボチャの馬車でデート商法業者の最悪部分とのコラボが捲れた。そうすると、結果的に話を飛ばすとスルガ銀行弁護団から弁護士が逃げる。スルガが強いと思えば、デート商法被害者はどうでもいい。ス…