スルガ銀行vs元行員
スルガ銀行に続いて、西武信用金庫が金融庁から処分された。賃貸物件融資で無理をやりまくったのが、両金融機関。さて、スルガ銀行を今回訴えた意味は何であろうか。それは、今回の訴訟はスルガ銀行本体に民事責任を司法の場で認めさせることができる可能性が高いということ。スルガ銀行デート商法協力は、すでに被害者団クラス訴訟で問われていたが、その訴訟代理人団は事実の探索に力がなかったわけである。マンハッタンインベストメントとK誌の民事訴訟に傍聴に来ていた弁護団であるが、残念ながら、事実の収集という熱意はなかった。その傍聴は記録を見てわかることから、役に立つことをとれるかというだけ。事実を集めたのが、「反社」といわれていようがいまいが事実は事実である。マンハッタンインベストメントのデート商法は、実はすでにして、(K誌との軋轢以前)、裁判所内で問題にされていたということはある。類似事件が多数出てくればその背景を知られるのは当然である。
1 スルガ銀行が加担。https://www.jiji.com/jc/article?k=2019051401112&g=soc
加担という言葉は、犯罪行為の共犯ということ。民法709条で銀行を訴えても、要件事実が泣かないのが普通。みずほ銀行及川幹雄を被告として、同時にみずほ銀行を相被告として訴えた多くの訴訟がある。及川幹雄は裁判で反論せず、沈黙した。そういうの訴訟戦術ともいえる。みずほ銀行と及川幹雄行員の行為の関係は及川行員の沈黙で立証不能である。この709条のバリアを乗り…