裁判所は国家の裁判所。

カルロス・ゴーン氏が外国人記者クラブで日産という会社が自分を嵌めたのであって、基本的に金商法違反で逮捕・拘留・起訴は不当であると外国人記者クラブで会見を開いた。その記者会見は無罪請負人弘中弁護人によって行われた。弁護人は本人の代理人ですから、カルロス・ゴーンが記者会見したのと同じ。このような弁護方法もあり得まして、効果が出るかどうかはまた別論。横浜地裁で水資源詐欺(大山多賀男)の関連刑事事件を傍聴したら、弘中先生が弁護していた。弁護士は弁護が仕事であり、被告人の弁護は必要でして、このこと自体は問題にする必要がない。弁護士は、すでに生じた社会的事実を法律構成して法律問題として論じる論じさせるのがその使命です。法曹と呼ばれ、自治権がある。つまり行政権力の制約を受けないのです。英米のシステムを移植中で発展途上であります。まあいろいろあります。逆に検察は行政で事実上大きな力がある。でありますから、ゴーンさんのような、ゆうてみれば、戦い方もある。つまり世論に訴えるのです。桜を見る会のようなもんです。問題にする価値があるのでしょうか。外国人記者クラブで発言して悪いことはない。その結果が出るかはわからないですが。ただです、一般論でそういうパホーマンスが裏目に出ることはある。無罪請負人佐藤博史先生も日興コーディアル利益供与事件で吉岡氏の弁護人として成果をあげられたが、別件の「PC遠隔操作事件」では捜査側が事実を発見して、無罪のはずが有罪に逆転。こういうこともある。弁護士の弁護は依頼人に都合の悪いことは言わない。こ…

続きを読む