弘中弁護士事務所家宅捜査について。

弁護士が刑事事件被告の弁護をすると弁護人と呼ばれる。被告は黙秘権もあり、自らに都合の悪い事実は開示しなくてよい。そこで、弁護人は本人の代理人でもあるから、被告に都合の悪いことは、やらないし、むしろやらないのが当然でしょう。ゴーンが逃げてしまい、その捜査にも必要というので検察はゴーンのPCが弘中事務所にあったのでその提出を求めた。任意で提出を期待したのでしょう。(報道ではそこがよくわからない)弘中氏は押収拒絶権を行使した。ここで、ゴーン事件で弁護人弘中氏はゴーンのPCの任意提出を拒んだわけでして、弁護人としてはあり得る行為です。しかし、刑事事件被告に近しい弁護士がいて、身分なき共犯(ほう助)の共犯規定を盾に、論議して、仮にです某弁護士に元検事総長であると騙らせて、被告人の一人にたいし無罪主張を勧めたら、それは弁護士がやっていても犯人隠避です。弘中先生は弁護人の義務を言う。検察はそれなら捜査のために令状を取り、ゴーンのPCを押収して調べます、これが今回の報道された事実です。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200129-00000529-san-sociゴーン被告逃亡 弘中惇一郎弁護士の事務所を捜索(20/01/29)こういうのが、ガチンコ勝負で日本司法もここまで来たかと思うばかり。 1 大津地裁で保釈を取り消して刑事裁判再開。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54711640S0A120C2AC8000/保釈は被告人が…

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弁護士というお仕事。

「宝島社」から出版された「弁護士というお仕事」という本がありまして、まことに役に立つ本であります。たしかオリジナルと追加版があって、オリジナルが役に立つ。(こう思います)。マイクさん事件とか、予告登記屋(仮処分屋)とか、今話題の事件の原点がここに取材されている。I先生は特捜部に逮捕され、服役後、青山あたりに豪華なI事務所を作り、予告登記を商材にして、活躍されていた。その事務所の下請けともいう弁護士に、訴訟資料を渡して、訴訟をかけさせ、予告登記を不動産に付けて、解決するという生業です。大繁盛でした。制度が中止になり、その後は知らない。目黒の先生が、管理財産をかっぱらい(10億以上)、友人の弁護士が偽証で捕まり、逮捕したのが特捜部。偽証したのが6年くらい。かっぱらい本人が10数年、服役したはず。特捜部がこのような民事的事件を手掛けるのは弁護士犯罪だからです。裁判所で、堂々と犯行に及ぶから、刑事警察では扱わない、扱えない。また、被害者も超有名でした。マイクさんも知っている人と思う。 I事務所から事件を紹介されて受けた弁護士はもらった資料を事実と思う。まあ最低事実と思ったと、問題が発覚したら言います。お約束。○永事務所事務長も、権利書偽造だと、警察に言われると、へーーーわからんかった、、という。そういうわけで、長年にわたり、不動産事件を売り歩いている。今日もやっています。(ほかにすることないから)富ヶ谷事件(複数)のようにうまくゆくと手付金8000万とか、時には5億近く手に入れられて、事件にならない。事…

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ゴーンの保釈逃亡について。そして秋元司先生。

ゴーンが保釈逃亡した。このことで甲論乙駁ですが、じつは乙駁はない。ゴーン無罪説をいう元検事なんかがいても、それに反論する検察や元検事はいない。なんでかというと、それに激オコぷんぷん丸なのは、森法務大臣だけの雰囲気。まず、なぜ保釈逃亡ができるか。絶対的因果関係から言うと、保釈するからです。誰が保釈を申請したか、ゴーンです。それの相手は裁判所。(実際は保釈決定出す担当裁判官。)裁判所は検察に意見聞く。これはルールです。検察は逃亡の虞、証拠隠滅の虞があるから保釈に反対する。すると有名弁護士が管理をするということで、結局、裁判所は権利保釈を認めた。こういう最初の罪状認否まで保釈を認めないのが人質司法といわれていて、確かによくないのですが、一方で被疑者側にもよくないのがいる。私は保釈逃亡者を二人知っている。逃亡者本人が言うから間違いない。ゴーン保釈逃亡を、密かにせせら笑っている元辞め検がいると思う。その人に意見を聞いたことはないが、多分そうです。テレビでH弁護士とTBS記者とその先生が対談していた。その先生は言わなくてもせせら笑っていた。そのうち逃げるからほっとけ。H弁護士は気づいていたでしょう。ごーんが保釈逃亡すると、日産金商法事件は混迷するが、それは検察の問題でない。そんなのは検察平気。裁判所の問題です。ケリーも取り残されて、ケリーの姐さんが日本に来て面倒見るが、どうなることやら。 これが状況的事実でして、ゴーンは終わりました。私見ですが。アメリカが欧州車に25%関税掛ける。これで、ルノーも終わりまし…

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