ヤクザビジネス

ヤクザのビジネスに金融がある。
五菱会(美尾組)のように、システム金融を傘下にして一般消費者を喰いつくす
存在もあった。
時はまさにサラ金全盛時代。
武富士会長が経団連会員となる。
その前提に上場する。上場利益を見込み全国的に関係官庁含めて金を撒く。
一家心中が鉄道自殺という形で起きる。
武富士社員が青森で焼き殺される。
こういうことがあって初めて、刑事警察が動き出し、
武富士お金ばらまきが問題となり、盗聴事件とかルーシーブラックマン
殺人捜査情報漏洩などが明らかになる。
この残党がみずほ銀行及川幹雄事件に登場したりして因果は巡るわけです。

ところで、「妄想」とはいかなる合理的説得によっても
訂正されない、思考念慮をいう。
弁護士を変えれば、訴訟に勝てると思い込むと、
上告も忘れたりする。
妄想以前のお話です。
事実、法律構成、立証という作業が訴訟の中心ですが、
まあ、裁判所に行かなかったり、ネットマスコミで茄子にキャベツにホイコーロウ
と騒いでいるうちは、法律問題にならない。

1 事実というのに、行動原理と経済行為パターンがある。
ヤクザが、関東連合的若い人に一般人に金を貸させて、
因縁の種を得て、脅しまくる。
これは金融ではなく、システム恐喝です。
結果一家心中が続く。
そういう金で、
五菱会が金で山口組上位座布団を得た。
このとき、山口組はヤクザから、USA含む経済組織を侵食する
マフィアとなったわけです。
ですから、RICO法を日本に導入される。
「暴対法」であります。
いまだに「暴対法」が人権侵害という人がいる。
わたしも、そういう運用の仕方については人権侵害でないのと思う
ような運用があると思う。
しかし、「暴対法」は「銀行法」のようなビジネス規制法です。
運用の行き過ぎは、事実で是正されてゆくようなもの。
自動車任意保険にヤクザも加入できるようになった。
佐川急便のように社会政策で任意保険に入れざるを得ないのです。
RICO法のような特殊法律は社会学的調査というのが前提でないと、
USAでも違法となります。
DEAやFBIの調査がテレビ映画のように完璧でないにせよ、
ともかく、法適用まえに結構な調査がされている。
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猫組長がタイで捕まる数年前に、イギリスのマネロンリストに
載せられていた。
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こういう関係があるので、
ブルネイやミャンマーでも活躍した。
ゴルフ場で脱がない人というのがいる。
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ヤクザマネーマネロン部門も今は厳しくなっている。

2 ヤクザ金融の原型
まず、組織維持のために事業という事になるのですが、
的屋がのどかに札幌公園で焼きトウモロコシを売っていた幸せな時代もあった。
もちろん、材料のトウモロコシは札幌の鉄道倉庫からかっぱらう。
それでも、50年前、一本100円で一日100本売りますと、
小さな組は生きて行けた。
そういう、原点の不良を組織化するものがいて、
抗争事件に拳銃などが必要になると、
そういう組織維持防衛(つまり攻撃も含む)のため、
金が必要になり、フランチャイズ上納金もいるので、
クスリ販売に手をだすようになる。
北海道は人口密度が低いのでヤクザ産業業種が少数になる。
ひとつに、魚介類の違法流通。
(根室あたりの産業。いまは鳥取に市場を奪われた。)
一つに、覚せい剤の卸。
まあ、物販は物流だからわかりやすい。
こういう事業に資本金が必要なので、
たとえば、大組織の中心にいる組は、そういう資金を供給することも
仕事になるわけです。
飛鳥会事件というのがあって、
飛鳥会と山口組の広範な事業があった。
その中に、和田アキ子の叔父がやっている金融があって、
事件を企図する末端ヤクザに金を出す。
こういうヤクザに金を貸す金融という、お仕事ジャンルがありまして、
もちろん犯罪の資金的原点です。
共謀罪とパレルモ条約と連邦政府のTOC制裁指定。
これから、こういうのが捲られたら、ヤクザ内部抗争で終わらない。

2 抗争事件の原因に任侠道があるという「妄想」、「共同幻想」
任侠山口組を岡山のヤクザが襲った。
この背景に、神戸内部の侠道をめぐる軋轢を言うのはたやすい。
だが、そんなものはありません。
こういう見届け人までいる、銃撃事件は、
長崎伊藤市長を撃った事件のように、経済的抗争がある。
任侠の裏に長田金融があって、
金融も「金」という商品を安く仕入れて高く売るビジネスでして、
「物たとえば団子」の売買のように同時履行(金と物の交換)でないだけです。
ともかく「金」を出す、そのあと回収する。
つまり、長田金融があったとして、
長田金融があったとして、長田金融があったとして、長田金融があったとして
金の仕入れと、貸出先と金の回収と方法論が絡み合う。
岡山→長田→名古屋と金が流れて、岡山が名古屋に撃たれたりする、
こういう経済行為と行動原理を基本に仮定的に考える。

組織は構成員がいて組織です。
親分が先でなく、子分がいて親分がいる。
組織の金(会社資金)を溶かした者は、その責任を取る。
それなら懲役20年のほうがいいとなる。
(六甲連合と山健銀行の軋轢も検事含めたおかしな事件となった。)
組織のトップが自信をもって他団体から金を引いて、
事業に失敗すると、一人親方になったりする。

3 任侠山口組と岡山の抗争がどうなるか。
レジュームチェンジとなる予感がする。
「妄想」ですかね。

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