ゴーン保釈されるか?

カルロス・ゴーン・ビシャーラが再度の保釈申請をしたそうな。
ゴーンは起訴されたが、無罪推定がはたらく身分である。
それが、拘置所に入れられ続けている。
そこで、保釈申請をした。
さて、日本中でそういう立場の人はたくさんいまして、
一般的通俗的理解では、今回のような共犯事件の場合には、
最初の刑事事件裁判期日で共犯者全員集合させて、
罪状認否や今後の弁護方針を、共犯者同士即確認できるような、
裁判がまずある。
今回であれば、帳簿記載のことで、
日産が帳簿不実記入を認めるかどうか。
ケリー社長は、その帳簿不実記入という純粋な事実を認めるか否か。
仮に、帳簿不実記入があると認識していて、
その記入指示に関与していないというのか。

形式犯といっても、その不実記入は18億円とか42億円とかです。
安くない。
このこと自体、日産という会社が強制であれ、任意であれ、
あるいは内部リークであれ、検察側にわかる経緯がある。
日産本体が帳簿不実記載を否定しないでしょう。
するとケリー社長にいわゆる形式的道義的責任がある。
それは取締役の任務の不達成。
全くの阿保で帳簿がわからないとき。
じつは利口で自分に類が及ばないようにしている。
どうとも考えられますが、報酬を得て、取締役なんですから、
責任はある。
これが想像される評価。

1 こういう事実の裏はゴーン会長の特別背任。
日産から金が出て、使い道がわからない。
その金額が18億円とか42億円とか。
42億円は過去三年分。それでは過去7年ならいくらかです。
脱税の疑いは常識である。
そして、ゴーンはルノーの役員で、
日産資金をサウジアラビアとかに振り回した挙句、
日産に損害を与えていないという主張。
それではフランス政府が金を埋めればいいのでありましょうか。
42億円の報酬過少記載で刑事告発されている、日産がある。
これは、報酬をえた人物の所得税免脱ということでしょう。
ですから脱税で逮捕起訴はあり得る。報酬を得た人がです。
その中に、ゴーン、ケリー、その他がいるのではないかと、
疑うに足る状況はあるでしょう。

2 特別背任できるのは日産なのか、、、、
任務があるのはケリーとかゴーンです。西川もでしょうが。
帳簿不実記載があるなら、取締役の任務違反。
実質的利益を任務違反しながら得るから、背任で、
そこに自己の利益をはかるために会社に損害を与える、
意図があるから特別背任になる。
なんとなく詐欺罪の故意に似ている。
特別背任という行為をできるのはゴーンでしょう。
ケリーは悪乗り腰ぎんちゃくではある。

3 日産、ケリー、ゴーンの三者が一堂に会するのがやはり効率的。
問題の基本は金商法違反形式犯。
これは金額でかいので、実刑もあり得るかも。
このばあい、これだけで相当重いです。
たんなる形式違反という法評価でない。
ケリーは娑婆に出ているから、
ゴーンが出てくると、携帯電話で口裏合わせは容易。
だから、どちらかが拘束されないといけない。
ゴーンは大事なアラブ人だから
レバノン大使がレバノンに連れてゆくかもしれない。
パスポートなんてどこでも作れる。
ファーウエイの取締役は7通持っている。
ゴーンの証拠隠滅逃亡の恐れはある。
だから権利保釈がすぐに出ないのでしょう。
実務的にゴーンが保釈されたら、
間違いなく特別扱い。今後の司法実務がかわる。
それはいいこともあるかもしれないが、
あまりにも異常でしょう。
ほかの同様の立場の人はどうするつもりだとなる。

4 だからゴーンはマスコミ通じて、日本にとどまる、あらゆる条件に応ずる。
こういっている。
当たり前だ、このアラブ人何様だ。
レバノン大使にとって大事でも、ただの刑事被告人。
最初の罪状認否まであとどれくらいでしょうか。
まあ公判前に裁判所も、ケリーもゴーンも日産も検察も準備している。
通常は、起訴後三月以内ですが、モリカケ籠池先例もある。
最大半年は裁判が始まらないでしょう。
金商法違反でこれです。

5 特別背任はゴーンだけ。
金商法違反で裁判され、それが特別背任の事案の前提。
となると、
やはり最初の金商法罪状認否と三者の弁護方針開示まで
保釈はされないのが通常です。
特別扱いをするのか、裁判所。

フランス政府の大臣がくる事件。
ゴーンさん、大統領に金回したか。
ルノー副社長に金は回っている。
6000万円。
実の姉に金が回っている。1000万超えている。
アラブに金が回っている。
いくらかわかんない。
マネロン、テロ支援かも。
国際的なのは間違いない。

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